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穿 014

未来は、誰のものか — 終章 それでも、木を植える

第4部 時間の経済学と、私たちの生き方

最終回です。
まず、ここまでの旅を3分で振り返りましょう。

第1部では、イーロン・マスクという謎を追いました。
14人の子ども、火星で死ぬ計画。
奇行に見えた行動の裏に、「数百年、数千年の時間軸で考える」という一本の線があることを見ました。

第2部では、その思想の正体、ロングターミズムを解剖しました。
ベンサムからシンガー、パーフィット、オードへと続く系譜。
未来の人々を道徳の勘定に入れるという理論と、その理論が暴走したときの危険。
両方を見ました。

第3部では、人類がずっと昔から長期主義を実践してきたことを確かめました。
632年かけた大聖堂。
七世代先を考える掟。
20年ごとに建て替えて1300年続く神宮。
そして1万年時計。

第4部では、あなたの脳と社会の仕組みを見ました。
人間は目先に流れるようにできていること。
だから意志ではなく仕組みで対抗すること。
そして「未来の重み」が割引率という数字になって、社会を動かしていること。

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