1990年代半ば、イギリス中部のウォーリック大学。
哲学科の片隅に、奇妙な看板を掲げる集団が生まれました。
サイバネティック文化研究ユニット。
略して、CCRU。
大学の研究組織のような名前ですが、実態はまるで違いました。
のちに大学側が公認しなかったため、「CCRUは存在しないし、存在したこともない」と語られる冗談まで生まれたほどです。
この幽霊のような集団こそ、現代加速主義の直接の生まれ故郷です。
ランドは当時、大学でカントやバタイユを教える哲学教員でした。
ただし、その授業と文章は常軌を逸していたと伝えられます。