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穿 009

もっと速く、壊れるまで — 資本主義の終わりを想像できない

第3部 分岐——左と右と、シリコンバレー

資本主義の終わりを想像するより、世界の終わりを想像するほうがたやすい。

現代思想の世界で、これほど引用された言い回しはそうありません。
もともとは批評家のフレドリック・ジェイムソンらに帰される言葉ですが、これを一冊の本の骨格に据えて、世界中に広めた人物がいます。

マーク・フィッシャー。
第6回に登場した、あのCCRUの出身者です。

ニック・ランドが右へ旋回したのに対し、フィッシャーは左の岸に立ちました。
今回は、彼が2009年に書いた小さな本、『資本主義リアリズム』を読みます。

フィッシャーの定義を、かみ砕くとこうなります。
資本主義が唯一の現実的な選択肢であり、それ以外の社会を想像することすらできなくなった状態。

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