前回の実験で、あなたの選択が「場面」や「言い方」でひっくり返ることを体験してもらいました。
今回は、その原因の大元を押さえます。
この講座全体の土台になる話です。
心理学者ダニエル・カーネマンは、人間の思考を2つのモードに分けて説明しました。
- システム1 — 速い思考。自動的・直感的・努力いらず。常時稼働
- システム2 — 遅い思考。論理的・計算的・集中が必要。普段はサボっている
「2 + 2 は?」と聞かれて、4が浮かぶ。
これがシステム1です。
「17 × 24 は?」と聞かれて、うっとなる。
ここで初めてシステム2が起動します。