序章の実験3を覚えていますか。
「200人が助かる」と言われたときと「400人が死ぬ」と言われたときで、多数派の選択が入れ替わる、あの問題です。
今回はその種明かしと、もうひとつ実験をやります。
同じ情報でも、提示の枠組み(フレーム)によって判断が変わる現象。
これがフレーミング効果です。
なぜ起きるのか。
前回までの部品で説明できます。
「生存率90%」というフレームは、参照点を「死」に置きます。
そこから見れば手術は利得です。
「死亡率10%」というフレームは、参照点を「生」に置きます。
そこから見れば手術は損失です。