遊園地に、2種類の入場券があります。
普通の券と、行列に並ばずに済む優先パス。
いまや世界中の遊園地や空港で、当たり前の光景です。
便利ですよね。
ぼくも使います。
でもサンデルは、この「当たり前」に立ち止まります。
順番を待つという、お金持ちも庶民も同じ列に並ぶ最後の場所が、静かに売り物になった、と。
2012年の『それをお金で買いますか』は、こうした実例を山盛りにした本です。
問いはシンプル。
市場の論理が入り込んではいけない場所は、あるのか。
あるとしたら、それはどこで、なぜなのか。