最終回です。
13回かけて歩いてきた道を、一度だけ振り返りましょう。
満員の講堂とトロッコ問題から始まり、幸福・自由・美徳という三つの物差しを手に入れました。
ロールズの美しいヴェールと、ノージックの鋭い矢と、それに挑んだ29歳のサンデルを見ました。
共通善、市場の限界、能力主義の闇、遺伝子と謙虚さという四つの戦場を歩き、最後に共同体の息苦しさと、世間の国・日本と、選べる共同体の実験まで来ました。
残っている宿題は、ふたつです。
ひとつは、第1回で予告した、ぼく自身の立ち位置。
もうひとつは、この講座のタイトルの問いへの答えです。