1920年代のアメリカに、こんな伝説があります。
ある大物投資家が、靴磨きの少年に靴を磨かせていたら、少年が株の儲け話を語り始めた。
それを聞いた投資家は、翌日、持ち株をすべて売り払った。
「靴磨きの少年まで株を語るなら、この相場はもう終わりだ」。
伝説の真偽はともかく、1929年10月、この直感は現実になります。
今日は、経済の崩壊が、どうやって民主主義の崩壊に連鎖したのかの話です。
20世紀の教材の中で、いま読み返す価値がいちばん高い回かもしれません。
第一次世界大戦で疲弊したヨーロッパを尻目に、戦場にならなかったアメリカは、空前の繁栄を謳歌していました。