第二次世界大戦が終わったとき、世界には超大国が二つ残っていました。
アメリカとソ連。
昨日までの同盟国は、たちまち敵同士になります。
ただし、この対決には前例のない条件がついていました。
双方が、核兵器を持っている。
直接戦争をすれば、勝者も敗者もなく双方が滅ぶ。
だから両者は、直接は撃ち合わないまま、40年以上にらみ合いました。
「冷たい戦争」です。
今日は、人類が滅亡に最接近した13日間と、その緊張が生んだ意外な果実の話です。
戦後のヨーロッパは、解放の形のまま二つに分かれました。
西半分はアメリカ側、ソ連軍が解放した東半分はソ連側の体制に。
チャーチルはこれを「鉄のカーテンが降ろされた」と表現しました。