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穿 004

未来は、誰のものか — 長期主義の系譜

第2部 ロングターミズム——いま最も論争的な哲学

第2部へようこそ。
ここからは、ロングターミズムという思想を、根っこからたどります。

新しい思想に見えて、実はこの考え方には200年分の家系図があります。
今回はその家系図を、3世代に分けて紹介します。

出発点は、19世紀イギリスの哲学者ジェレミー・ベンサムです。

ベンサムが打ち立てたのは、功利主義という考え方でした。
有名なスローガンが「最大多数の最大幸福」。
正しい行いとは、関係者全員の幸福を最も増やす行いである、という思想です。

当時としては、かなり過激な発想でした。
なぜなら功利主義は、幸福を数えるとき、人を区別しないからです。

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