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穿 010

未来は、誰のものか — 20年ごとに壊して、建てる

第3部 人類は、昔から長期主義だった

三重県の伊勢神宮では、20年に一度、不思議なことが行われます。

社殿を、隣の敷地にそっくりそのまま新築する。
神様に引っ越していただく。
そして、古いほうの社殿を解体する。

これを式年遷宮といいます。
記録上の始まりは690年。
戦国期の中断などを挟みながら、1300年以上続いてきました。
直近では2013年に62回目が行われ、次は2033年に予定されています。

今回は、この「壊すことで続ける」という逆説から、日本型の長期主義を考えます。

一見、もったいない話です。
でも、この仕組みには恐ろしく合理的な側面があります。

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