α版 ゲスト ログイン
← なぜ人は、贈りたくなるのかに戻る

なぜ人は、贈りたくなるのか 第14回

人は、儀式で生まれ変わる — ファン・ヘネップ『通過儀礼』

第3部 儀礼のデザイン

第3部のテーマは「儀礼」です。

儀礼と聞くと、形式的で退屈なもの——結婚式の決まり文句、入社式の社長挨拶——を想像するかもしれません。
でも文化人類学にとって、儀礼は共同体の心臓部です。
そして、あなどれない発見があります。
人間は、儀式なしでは「変われない」らしいのです。

1909年、フランスの人類学者アルノルト・ファン・ヘネップは、『通過儀礼』という本で、驚くべきパターンを報告しました。

世界中の社会には、人生の節目——誕生、成人、結婚、死——に儀式があります。
アフリカの成人式、ボルネオの葬送、ヨーロッパの婚礼。
文化も内容もばらばらのこれらの儀式が、すべて同じ三幕構成を持っていたんです。

  • 第一幕: 分離 — それまでの日常・地位・関係から、切り離される
  • 第二幕: 過渡(移行) — どっちつかずの宙ぶらりん状態に置かれる
  • 第三幕: 統合 — 新しい地位・関係を持つ者として、共同体に迎え直される

ALPHA

α版のご案内

明鏡 学習サイトは、いま鋭意開発中のテスト期間です。

無料講座の講義音声は、イケハヤの声をもとにAIで生成しています。読み間違いに気づいたら、講義そばの「読み間違いの報告」から教えてください。

気になるところ・動かないところは、Discordでイケハヤまでお寄せください。

Discordで伝える