最終回です。
全25回、おつかれさまでした。
この講座は「なぜ人は、贈りたくなるのか」という問いから始まりました。
最後に、旅の荷物を整理して、明日からの一歩に変えます。
ふりかえると、この講座で手に入れたレンズは4枚です。
贈与のレンズ。
経済の土台は等価交換ではなく、清算されない貸し借りの網でした。
贈り物は3つの義務で人を結び、負い目は関係の通貨であり、配る者に力が集まる。
無料で与えることは、損ではなく、いちばん息の長い投資でした。
部族のレンズ。
人の群れは、理屈ではなく旗印で束なります。
トーテム、ウチとソトの線、穢れの警報、タブーの電気柵。
共同体の熱も、排他性も、炎上も、この仕組みの上で起きていました。