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穿 020

1971年 — ニクソン・ショックでお金は「信用だけ」になった

第5部 ドルと信用の現代

1971年8月15日、日曜日の夜。
アメリカのニクソン大統領が、テレビ演説で爆弾を落としました。

ドルと金の交換を、一時停止する。
そういう趣旨の発表でした。

「一時」という言葉がついていましたが、交換が再開されることは二度とありませんでした。
この数分の演説が、お金の5000年の歴史の中でも最大級の転換点です。
なにが起きたのか、ゆっくり見ていきましょう。

前回見たとおり、ブレトンウッズ体制の土台は「ドルは金に替えられる」という約束でした。
世界中の通貨はドルにつながり、ドルは金につながっている。
だから紙のお金にも、最終的にはモノの裏づけがある、という建てつけです。

ニクソンの発表は、この土台を一撃で外しました。

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