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体験する行動経済学 第23回

ナッジ — 選択の自由を残したまま、導く

第5部 社会のなかの脳

ここまで22回、人間の判断のゆがみを見てきました。

第5部の最終回は、視点を切り替えます。
このゆがみを、本人のために使えないか?——その問いから生まれたのが、ナッジです。

ナッジ(nudge)は「肘で軽くつつく」という意味です。
リチャード・セイラー(第10回の心の会計の人)とキャス・サンスティーンが2008年の著書で提唱しました。

定義の要点は2つです。

  • 選択の自由を奪わない — 禁止も命令もしない。選択肢は全部残す
  • 金銭的インセンティブを使わない — 補助金も罰金も使わない

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