最終回は、完全に「マンガ通」の話をします。
前回の10作は、マンガ好きなら名前くらいは知っている作品が中心でした。
今回は違います。
たぶん、あなたが知らない作品を並べます。
ぼくが毎朝のマンガ時間で出会い、「なんでこれがもっと騒がれていないんだ」と膝を打った傑作たち。
この講座の本当の卒業試験は、ここから一冊を選んで読むことです。
三宅乱丈。
ぼくは現代のマンガシーンで、この人を「天才 of 天才」と呼んでいます。
作家名を見ただけで新刊を買う、数少ない一人です。
最近の作品でいえば『羽虫のヘルツ』。
読み始めたら止まらなくなって、日課の草刈りを忘れました。
本当の話です。
三宅乱丈の作品は、世界の設定が異様に骨太で、しかも感情の急所を正確に刺してくる。
代表作の『イムリ』は壮大なSF叙事詩で、ぼくのおすすめリストの常連です。
有名作を読み尽くした人ほど、この作家の凄みがわかります。
ここからは、ジャンルを散らして紹介します。
短評は最小限にします。
知らずに読むほうが幸福な作品たちなので。