本編、おつかれさまでした。
ここからは番外編。
数千冊読んできた中から、「人生のマンガ」を選びます。
選定基準は三つ。
読み返すたびに発見があること。
人にすすめて外したことがないこと。
そして、ぼく自身の人生のどこかに刺さっていること。
ランキングではありません。
本棚の一等地に並んでいる順、くらいの気持ちで読んでください。
『火の鳥』(手塚治虫) — 結局、ここに戻ってきます(第11回)。
生命とは何かという最大の問いに、娯楽の全技術で挑んだ未完の最遠投。
どの編から読んでもいい。
ぼくのおすすめは鳳凰編からです。
『寄生獣』(岩明均) — 全10巻という完璧な長さで、人間のエゴを思考実験にした金字塔(第22回)。
完結作から薦めるならまずこれ。
読後、食事の見え方が少し変わります。
『SLAM DUNK』(井上雄彦) — スポーツマンガの完成形(第19回)。
歴史を知ってから山王戦を読み直すと、あの沈黙の数十ページが百年の技術の頂上だとわかります。