1970年代のはじめ、アメリカの女性天文学者が、アンドロメダ銀河の観測データを前に首をかしげていました。
ヴェラ・ルービン、当時40代前半。
やっていたのは、地味と言えば地味な作業です。
銀河の中の星が、どれくらいの速さで回っているかを、場所ごとに測る。
それだけ。
ところが、何度測っても、教科書が予言する値になりません。
このとき彼女が見ていたものが、いまでは宇宙の四分の一以上を占めるとされる「何か」の、最初のはっきりした足跡でした。
何が合わなかったのか。
中学校で習う話だけで足ります。