第2部にようこそ。
ここからは、視点を宇宙の果てから手元へ移します。
最初に扱うのは、物理学のいちばん深いところにある亀裂です。
現代物理学には、二本の柱があります。
一般相対性理論と、量子力学。
どちらも、人類が作った理論の中で最高の部類です。
そして、どちらも異常なほど当たります。
一般相対性理論は、重力を空間と時間の歪みとして説明します。
1915年にアインシュタインが完成させて以来、水星の軌道のわずかなずれ、光が重い天体のそばで曲がること、重い天体のそばで時間が遅れること、そして重力波の存在まで、予言はことごとく当たってきました。
カーナビが正しく動くのも、衛星の時計が地上とずれる分を、相対性理論で補正しているからです。