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穿 012

国風文化 — 世界最古の長編小説は日本製

第2部 古代国家の建設

11世紀の初め、世界文学史に事件が起きます。

長編小説が、書かれたんです。
54帖、登場人物約500人、原稿用紙にして約2400枚。
主人公の栄華と没落、その死後の世代までを描き切る、完結した長編フィクション。

『源氏物語』です。

ヨーロッパで近代小説が花開く600年以上前に、ユーラシアの東の果ての島国で、宮仕えの女性が世界最古級の長編小説を書き上げた。
しかも心理描写の細やかさは、現代の小説と比べても遜色がない。

なぜそんなことが可能だったのか。
今回は、その謎を解く回です。
鍵は「文字の魔改造」にあります。

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