日本史で「最大の出世」を一人挙げるなら、文句なしにこの人です。
豊臣秀吉。
尾張の百姓の子に生まれ(出自の詳細は諸説ありますが、武士の家でなかったことはほぼ確実です)、信長の草履取りから始まって、太政大臣・関白、そして天下人へ。
家柄がすべての時代に、ほぼゼロから頂点まで駆け上がった男。
ヨーロッパの宣教師ルイス・フロイスは、秀吉を「身分の低い出自から成り上がった」人物として驚きをもって記録しています。
同時代の外国人から見ても、規格外の出世だったわけです。
今回は、この出世物語の疾走と、天下人になってからの大改造、そして晩年の暗転までを一気に駆け抜けます。
秀吉の非凡さが最初に爆発したのは、キャリアの中盤、あの事件のときでした。