終章です。
ここまでの22回で、資格試験が問う範囲を一通り歩いてきました。
最後に、試験には出ないのに、現場ではいちばん大事な力の話をします。
検収力です。
試験で問われるのは、四つの選択肢から正しいものを選ぶ力です。
現場で問われるのは、AIが出してきた答えを疑い、合格か不合格かを判定する力です。
似ているようで、向きが逆です。
試験では、問題文は正しく、選択肢のどれかが正解だと保証されています。
現場では、AIの出したものが正しい保証はどこにもありません。
保証のない成果物を受け取り、通すか差し戻すかを決める。
この検収こそ、AIと働く人間の最後の仕事です。
抽象論で終わらせないために、実物を見せます。
ぼくは、AIの音声で講義動画を作っています。
AIの音声は、まれに漢字を読み間違えます。