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穿 004

プランクの捨て身 — エネルギーは「小分け」だった

第1部 世界が壊れるまで

1900年12月14日、ベルリン。
ドイツ物理学会の講演で、42歳の物理学者マックス・プランクが、ある計算結果を発表しました。

会場がどよめいた記録はありません。
新聞も騒ぎませんでした。
発表した本人ですら、自分の仮定を信じていませんでした。

でも現代の物理学者たちは、この日をこう呼びます。
「量子論の誕生日」。

世界観の革命が、誰にも気づかれずに始まった日。
今回は、その現場を見に行きます。

まず、プランクが取り組んでいた問題から。
「黒体放射」という、いかめしい名前がついていますが、出発点はきわめて実務的でした。

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