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眠れなくなる世界史 第15回

十字軍 — 聖地をめぐる200年の勘違い

第3部 中世 — つながるユーラシア

1095年、フランスのクレルモンという町で、一本の演説が行われました。

演説者はローマ教皇ウルバヌス2世。
内容は「聖地エルサレムを、イスラーム勢力から取り戻そう」。

聴衆は熱狂し、「神がそれを望んでおられる」と叫んだと伝えられます。
この一言はそのままスローガンになり、ヨーロッパ中に燃え広がりました。

こうして始まったのが十字軍です。
以後およそ200年、ヨーロッパは繰り返し東方へ大遠征を送り込みます。
今日はこの、壮大で、血なまぐさくて、どこか間の抜けた200年を駆け抜けます。

まず、なぜ演説一本で数万人が動いたのか。

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