フランス革命の直接の引き金を、一つだけ挙げるとしたら何か。
思想でも、啓蒙書でもありません。
パンの値段です。
1780年代末のフランスでは、凶作でパンの価格が暴騰し、都市の庶民は収入の大半をパンに消える生活を強いられていました。
一方、国家財政は破綻寸前。
しかもその借金の大きな原因の一つが、前回見たアメリカ独立戦争への援助でした。
イギリスへの意趣返しに自由の革命を支援したら、その請求書が自国の革命の資金になった。
革命が革命を呼ぶ、世界史屈指の玉突き事故です。
1789年7月14日、パリの民衆が武器を求めてバスティーユ要塞を襲撃します。
フランス革命の開幕として、いまもフランスの国民の祝日になっている日です。