最終回です。
まず、第1回とほぼ同じ質問から始めさせてください。
26回分の道具を手に入れたいま、あなたの答えは変わっているでしょうか。
この講座で渡した道具を、一枚にまとめます。
社会は、作られたものである。
構造も役割も世間も、お金も会社も学歴も、人間の合意が固まったものでした(第4回・第21回)。
自然法則に見えるものの大半は、変更可能な人工物です。
群れは、個人より強い。
自殺率さえ社会が決め(3回)、全員一致は知覚を曲げ(15回)、ラベルは現実を製造し(16回・17回)、アルゴリズムは見える世界を選別する(25回)。
この力を知らない人は、知らないまま動かされます。
それでも、選べる。
構造は移動できる(3回・18回)。
キャラは設計できる(8回)。
連帯は自作できる(9回・10回)。
橋は架けられる(11回・24回)。
幻想は作れる(21回)。
——知った人から順に、群れは「檻」から「道具」に変わります。