α版 ゲスト ログイン
← こんなに面白い哲学に戻る

こんなに面白い哲学 第1回

哲学は「答えの暗記」ではない — 問い方の五千年へようこそ

第1部 哲学の誕生

哲学、と聞いた瞬間に少し身構えませんでしたか。
難しそう、役に立たなさそう、なんだか偉そう。
わかります。
ぼくも昔はそう思っていました。

なので最初に、哲学が生まれた瞬間の話をさせてください。
主人公は紀元前600年ごろ、ギリシャの港町ミレトスに住んでいたタレスという男です。

タレスはある夜、星空の観察に夢中になって歩いていて、そのまま井戸に落ちました。
それを見ていた召使いの女性に「天のことを知ろうとして、ご自分の足元が見えていないんですね」と大笑いされた、と伝えられています。

記念すべき哲学者第一号は、笑われるところから始まったんです。

ただ、この男、ただの天然ではありません。
タレスは星と気象の知識から「来年はオリーブが豊作になる」と読み、冬のうちに油搾り機を安く借り占めました。
翌年は予測どおりの大豊作。
搾り機を求めて殺到した農家に言い値で貸し出して大儲けした、と伝えられています。
この逸話を紹介したアリストテレスは、こう付け加えました。
哲学者はその気になれば簡単に金持ちになれる、ただ本気で目指しているものが別にあるだけだ、と。

ALPHA

α版のご案内

明鏡 学習サイトは、いま鋭意開発中のテスト期間です。

無料講座の講義音声は、イケハヤの声をもとにAIで生成しています。読み間違いに気づいたら、講義そばの「読み間違いの報告」から教えてください。

気になるところ・動かないところは、Discordでイケハヤまでお寄せください。

Discordで伝える