前回、スプーン一杯の味見で鍋全体がわかることを学びました。
でも、正直な統計学者はこう付け加えます。
「わかります。ただし、ぴったりは当たりません」。
今日は、この「ぴったりは当たらない」を数字で扱う技術の話です。
地味に聞こえるかもしれませんが、ニュースの支持率調査を読む力が今日で一変します。
標本はしょせん一部なので、たまたま赤が多めに入ったり、少なめに入ったりする。
この避けられないブレを、統計学は隠さずに、幅として正直に申告します。
「赤い魚の割合は、40%プラスマイナス3%(つまり37〜43%のどこか)とみられます」。