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物語という、最古の発明 第22回

ディケンズ — 連載小説、読者と共に書く

第4部 19世紀 小説の黄金時代

チャールズ・ディケンズ。
19世紀イングランドの国民的作家です。

『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』『二都物語』。
題名だけなら、誰でもどれかは聞いたことがあるはずです。

でも彼の本当の発明は、個々の作品以上に「書き方」と「届け方」にありました。
読者と一緒に、月刊ペースで物語を作っていく。
現代の連載漫画とほとんど同じ仕組みを、ディケンズは180年前に完成させていたんです。

ディケンズの原点は、暗い場所にあります。

彼が12歳のとき、浪費家の父が借金で監獄に入れられました。
当時の英国には債務者監獄という制度があり、家族ごと収監されることも珍しくなかったんです。
少年チャールズは家族と引き離され、テムズ河畔の靴墨工場に働きに出されます。

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