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穿 006

未来は、誰のものか — 滅亡確率は「6分の1」

第2部 ロングターミズム——いま最も論争的な哲学

今世紀中に、人類文明が回復不能なダメージを受ける確率は、どれくらいか。

この不吉な問いに、真正面から数字で答えた哲学者がいます。
トビー・オード。
前々回に登場した、効果的利他主義の創設者のひとりです。

彼が2020年に出した『The Precipice(絶壁)』は、ロングターミズムのもう一冊の教科書と呼ばれています。
その本の結論が、これです。

今世紀中の存亡リスクは、およそ6分の1。

サイコロを1回振って、1が出たら終わり。
ロシアンルーレットと同じ確率です。

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