だぶだぶのズボンに、きつすぎる上着。
ドタ靴、山高帽、ちょびヒゲ、ステッキ。
このシルエットを知らない人は、たぶん地球上にほとんどいません。
チャールズ・チャップリンが「放浪紳士チャーリー」の扮装を初めてやったのは1914年。
つまりこのキャラクターは、112年間バズり続けていることになります。
ぼくはマーケティングの講座で「キャラクターは資産だ」という話をよくするんですが、その最強の実例がチャップリンです。
今回は喜劇の王様を、「世界で最初にバズった男」という角度から観てみましょう。
チャップリンの子ども時代は、笑えないくらい過酷です。
1889年、ロンドンの貧民街に生まれ、父は酒で早くに亡くなり、母は精神を病んで施設へ。
少年チャーリーは救貧院に入れられ、飢えながら舞台の端役で日銭を稼ぎました。