ドイツは映画で不安を描き、ソ連は映画を科学にした。
同じ頃のパリの芸術家たちは、まったく別のことを考えていました。
「映画で、意味から自由になれるんじゃないか?」
1920年代のパリは、20世紀アートの実験場です。
ダダイスム、シュルレアリスム。
ピカソがいて、ダリがいて、デュシャンがいて、マン・レイがいた。
美術史講座を受けてくれた方には、おなじみの顔ぶれですね。
その彼らが、生まれたての映画という玩具に群がったんです。
今回はその遊び場から2本。
まず1本目は、ダダの祭りのために作られた『幕間』(1924年)です。