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穿 009

中世ヨーロッパ — 割り符と「仮想」のお金

第3部 中世 — 信用の逆襲

第3部は、お金の歴史でいちばん誤解されている時代、中世です。

よくあるイメージはこうですよね。
ローマが滅んでお金が消え、ヨーロッパは暗黒の物々交換時代に逆戻りした、と。

半分だけ合っています。
硬貨の流通が細ったのは事実です。
でも「だから物々交換に戻った」は、まったくの見当違いでした。

中世の人々が戻った先は、物々交換ではなく、信用です。
お金は消えたのではなく、「見えないお金」に姿を変えたんです。

中世ヨーロッパの帳簿を見ると、不思議なことに気づきます。

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