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穿 014

イングランド銀行 — 国債がお金になった日

第4部 銀と資本主義

今回は、この講座の折り返し地点です。
現代のぼくらが毎日使っているお金の「設計図」が完成した瞬間の話をします。

舞台は1694年のロンドン。
主役は、戦争でお金に困った王様と、商人たちの発明です。

17世紀末のイングランドは、フランスと消耗戦のさなかにありました。
海軍の再建には、莫大なカネがかかります。
しかし国王ウィリアム3世の財政は火の車で、これ以上の増税も難しい。

そこで登場したのが、ある事業スキームでした。

商人や貴族から出資を募り、集めた120万ポンドをまるごと政府に貸し付ける。
その見返りに、出資者たちは特権を持つ銀行の設立を認められる。
こうして生まれたのが、イングランド銀行です。

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