1995年の年始合併号で、週刊少年ジャンプは発行部数653万部を記録しました。
653万部です。
週刊誌が、毎週、それだけ刷られて売れた。
雑誌の歴史における世界記録であり、おそらく今後も破られません。
今回は、この怪物雑誌がどんな仕組みで動いていたかの話です。
精神論は出てきません。
出てくるのは、徹底したシステムの話です。
少年ジャンプは1968年創刊。
ライバルの少年マガジン、少年サンデーより10年遅い後発でした。
しかも当時の人気作家は他誌が専属で押さえている。
有名作家を呼べないなら、どうするか。
ジャンプの答えは三つでした。
- 新人だけで作る。手塚賞・赤塚賞などの新人賞で無名の才能を発掘する
- 専属契約で囲う。育てた作家は他誌に描かせない
- 人気は読者に決めさせる。毎号のアンケートはがきで全連載を順位付けする