α版 ゲスト ログイン
← マンガ百年、ぜんぶ読むに戻る

マンガ百年、ぜんぶ読む 第21回

冨樫義博 — 『HUNTER×HUNTER』、休載と作家性

第4部 平成マンガの巨人たち

第9回で、少年ジャンプという苛烈なシステムの話をしました。
毎週のアンケート、10週打ち切り、人気作は終われない引き延ばし。
あのシステムの中で、たった一人、例外であり続けている作家がいます。

冨樫義博。
『HUNTER×HUNTER』の作者です。
長期休載を繰り返しながら、それでも読者が待ち続け、再開のたびに事件になる。
今回は、システムより作家が強いという稀有な現象の話です。

冨樫義博の名を最初に轟かせたのは、1990年連載開始の『幽☆遊☆白書』でした。
死んだ不良少年が霊界探偵として蘇る物語は、バトル路線への転換で爆発的な人気となり、アニメ化もされてジャンプの看板になります。

事件は連載末期に起きました。
冨樫は、人気絶頂のこの作品を、比較的短い決着で終わらせたんです。
のちに本人が語ったところでは、心身の消耗が限界に達していた。
第9回でやった「人気作は終われない」構造の中で、作家が自分の意思で幕を引いた。
これは当時のジャンプでは、ほとんど反乱に近い出来事でした。

続く『レベルE』で底意地の悪いSFコメディの切れ味を見せたあと、1998年、『HUNTER×HUNTER』が始まります。

ALPHA

α版のご案内

明鏡 学習サイトは、いま鋭意開発中のテスト期間です。

無料講座の講義音声は、イケハヤの声をもとにAIで生成しています。読み間違いに気づいたら、講義そばの「読み間違いの報告」から教えてください。

気になるところ・動かないところは、Discordでイケハヤまでお寄せください。

Discordで伝える