日本史の物語は、土器から始まります。
青森県の大平山元(おおだいやまもと)遺跡から出た土器のかけらは、約1万6千年前のものとされています。
これ、世界最古級です。
ちょっと立ち止まって考えてほしいんです。
メソポタミアで文明が起きるのが約5千年前。
エジプトのピラミッドが約4500年前。
日本列島の住人は、その1万年以上前から土器を焼いていた。
「文明のはじまりは四大文明」と習ったぼくらの世界観からすると、順番がおかしいですよね。
辺境の島国が、なぜか土器では最先端だった。
日本史は、のっけからこういう「教科書の常識がゆらぐ話」で始まるんです。
土器の何がすごいのか。
ひとことで言うと、「煮る」という調理法の発明です。