第2部は、一万円札の顔だった人から始めます。
聖徳太子です。
冠位十二階。
十七条憲法。
遣隋使。
法隆寺。
一度に十人の話を聞き分けた天才。
ぼくら世代にとって、聖徳太子は古代史のスーパースターでした。
何しろ最高額紙幣の肖像です。
昭和の一万円札と五千円札の顔を長く務めた、「顔で言えば」日本史上最強クラスの偉人でした。
ところが2000年代、「聖徳太子はいなかった」という説が話題をさらいます。
書店には「聖徳太子は実在しない」系の本が並び、ニュースにもなりました。
実在しなかったって、どういうこと?
法隆寺は建ってるじゃないか。