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穿 031

黒船 — ペリーは日本を知り尽くして来た

第6部 開国と明治

1853年7月(嘉永6年6月)、浦賀沖。
4隻の軍艦が現れました。

うち2隻は、煙を吐きながら風に逆らって進む蒸気軍艦。
帆船しか知らない日本人の目に、それは山のように映りました。
アメリカ東インド艦隊司令長官、マシュー・ペリーの来航です。

「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) たった四杯で夜も眠れず」。
高級茶の上喜撰と蒸気船を掛けた、有名な狂歌です。
たった4隻で日本中が大パニック、というあの構図で、ぼくらは黒船来航を習いました。

平和ボケした幕府が、突然の来航に泡を食って、なすすべなく開国させられた。
そういう物語です。

今回は、この物語の書き換えから始めます。
実は幕府、ペリーが来ることを知っていたんです。

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