前回は入口、今回は出口です。
AIで作った画像や文章の権利は、誰のものなのか。
そして、他人の作品に似てしまったらどうなるのか。
2026年時点の日本での考え方を、平たくまとめます。
AIが完全に自動で出しただけのものは、著作物と認められない可能性が高い。
人間が構図や表現に創作的な工夫を重ねたものは、著作物と認められる余地がある。
つまり「AIを使ったか」ではなく、「人の創作的な関与がどれだけあるか」で判断されます。
道具としてのカメラと似ています。
シャッターを押すだけでも写真は写りますが、作品性の議論は撮影者の工夫に注目します。
AIも、同じ軸で考えられているのです。
もう一つの不安は、「知らないうちに誰かの作品に似てしまう」ことです。
ここは、AI以前からの著作権の原則がそのまま生きています。
侵害の判断は、既存の作品と似ているかどうかと、既存の作品に基づいて作ったかどうかの、両方で見ます。
偶然似ただけなら、原則として侵害にはなりません。