法律編の締めくくりは、表示の話です。
AIで作ったものを、AI製だと明かす義務はあるのか。
ここには「義務の線」と「信頼の線」の二本があります。
まず、広告の世界には明確なルールがあります。
広告なのに広告と分からない形で宣伝する行為、いわゆるステルスマーケティングは、日本では規制の対象です(2026年時点)。
AI以前からの流れですが、AIで宣伝の文章を量産できる時代には、いっそうの重みを持ちます。
また、選挙や災害の場面での偽情報については、各国でルール作りが進んでいます。
動画や配信のプラットフォームも、AI生成コンテンツに開示を求める仕組みを広げています。
動画を投稿する人なら、投稿画面でAI利用の開示設定を見たことがあるはずです。
そして、義務がない場面でも、ぼくは明かす側に立っています。
実例を出します。
ぼくが公開している講義動画の音声は、AIで作っています。
そして全部の動画に「音声はAIで生成しています」という一文を、毎回入れています。
動画サイトの開示設定も、毎回オンにしています。