「不確定性原理」。
量子力学の用語の中で、いちばん知名度が高い言葉だと思います。
ビジネス書にも自己啓発本にも、それっぽい顔で登場します。
そして、いちばん誤解されている言葉でもあります。
よくある説明はこうです。
「ミクロの世界では、測ろうとすると対象を乱してしまう。だから正確には測れない」。
実は、これ、間違いなんです。
言い出しっぺのハイゼンベルク本人が最初にした説明が、すでに不正確だった。
そして、その修正に決定的な貢献をしたのが、現代の日本人物理学者だったりします。
今回は、この有名で誤解だらけの原理を、正しく理解します。
ついでに、第1部で保留にした宿題「原子はなぜ潰れないのか」も、ここで回収します。