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穿 021

なぜ猫は、半分死なないのか — デコヒーレンス

第3部 アインシュタインの負けと解釈戦争

ここまでの講座で、たぶんあなたの中に、こんな疑問が積もっているはずです。

電子は重ね合わせになれる。
2000個の原子の分子でも、なれる(第14回)。
なら、なぜ目の前のコーヒーカップは重ね合わせにならないのか。
なぜ猫は半分死なないのか。
なぜ、ぼくらの日常は「普通」なのか。

ミクロは量子で、マクロは日常。
その境界線には、何があるのか。

この問いに、20世紀後半の物理学は、かなり見事な答えを出しました。
「デコヒーレンス」という理論です。
今回は、この講座の理解度が一段上がる回になります。
なにしろ、第11回からずっと使ってきた「情報が記録されると縞が消える」の正体が、ここで種明かしされるので。

二重スリット実験のルールを、思い出してください。

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