「エジプトはナイルの賜物」。
ギリシャの歴史家ヘロドトスの言葉です。
ナイル川は毎年、決まった時期に氾濫して、上流から肥えた土を運んできます。
つまり天然の自動施肥システム。
おかげでエジプトは、五千年前から圧倒的な農業大国でした。
そしてこの「毎年決まった時期に」というのが重要です。
氾濫の時期を予測するために天文学と暦が発達し、氾濫のあとに畑を測り直すために測量と幾何学が発達した。
エジプト文明のすごさは、ぜんぶナイルの周期から生えているんです。
さて、エジプトといえばピラミッド。
ギザの大ピラミッドは、平均2.5トンの石を約230万個積み上げた建造物です。
紀元前2500年ごろ、つまりいまから4500年前。
クレーンもトラックもない時代です。