第2部は、ギリシャから始めます。
哲学、演劇、オリンピック、そして民主主義。
いまの世界の部品のかなりの割合が、この小さな半島で作られました。
でも、ギリシャには「国」がありませんでした。
あったのは、ポリスと呼ばれる都市国家の集まりです。
アテネ、スパルタ、コリントス。
それぞれが独立した国で、しょっちゅう争っていました。
山だらけで平地が少なく、大帝国を作りにくい地形だったからです。
ところが、この「まとまれなさ」が良かった。
小さな都市がバラバラに存在すると、それぞれが実験場になります。
アテネは民主政、スパルタは軍国主義と、まったく違う社会モデルを並行で試せた。
ギリシャは、人類の統治システムのA/Bテスト会場だったんです。
「民主主義発祥の地アテネ」。
ここまでは教科書どおりですが、中身を知ると驚きます。