もし世界史全体を、たった1枚のグラフで表すなら。
ぼくは迷わず、一人あたりGDPの超長期グラフを選びます。
横軸は数千年、縦軸は人類ひとりあたりの生産量。
このグラフ、農耕が始まってからほぼずっと、水平の線です。
ピラミッドの時代も、ローマ帝国も、モンゴル帝国も、大航海時代でさえ、線はほとんど動きません。
それが1800年前後を境に、突然、ほぼ垂直に跳ね上がります。
数千年の停滞から、たった200年で一気に。
この折れ曲がりの正体が、産業革命です。
今日は、ここまで37億年分の生物史でも起きなかった急旋回の仕組みを見ていきます。
まず、なぜそれまでの人類は豊かになれなかったのか。