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なぜ人は、群れで動くのか 第16回

レッテルはどう機能するか — ラベリング理論と「情報商材屋」の10年

第3部 世間と逸脱

今回は、群れから外れた人間に何が起きるかの話です。

理論はラベリング理論。
実話は、ぼくが「情報商材屋」と呼ばれ続けた10年です。

1960年代、アメリカの社会学者ハワード・ベッカーが、逸脱の研究をひっくり返しました。

それまでの常識は、「逸脱者とは、悪い行為をした人だ」。
ベッカーの主張はこうです。
逸脱とは行為の性質ではなく、群れがその行為に貼ったラベルである

同じ行為でも、誰がいつやるかで、天才と呼ばれたり犯罪者と呼ばれたりします。
ルールを作り、ラベルを貼る側の存在を抜きに、逸脱は定義できない。
つまり「逸脱者」は、行為者と群れの共同制作物なんです。

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