第4部は「階層と資本」。
お金だけでは説明できない、社会の見えない上下構造を扱います。
初回は、フランスの社会学者ピエール・ブルデュー。
キーワードは文化資本です。
ブルデューの出発点は、シンプルな観察でした。
金持ちの子は、金以外のものも相続している。
何気ない言葉遣い。
テーブルマナー。
美術や音楽の好み。
「いい趣味」と呼ばれるもの一式。
これらは学校の成績や就職の面接で、本人も気づかないうちに評価されています。
ブルデューはこれを文化資本と呼びました。
経済資本(金)、社会関係資本(人脈・第11回でやりました)と並ぶ、第三の資本です。
文化資本には3つの形があります。