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こんなに面白い哲学 第29回

フロイトと無意識 — 「私」は自分の家の主人ではない

第5部 20世紀 — 言語・実存・構造

そう語った人物がいます。

一度目は、コペルニクス。
地球は宇宙の中心ではなく、田舎の一惑星だった。

二度目は、ダーウィン。
人間は神の特別な作品ではなく、動物の親戚だった。

そして三度目の打撃はこうです。
「自我は、自分自身の家の主人ですらない」。
あなたの心の中でさえ、あなたの知らない力が主導権を握っている——。

この三度目の打撃を与えたのが自分である、と語ったご本人が、ジークムント・フロイトです。
自分で自分をコペルニクス・ダーウィンと並べる自己評価の豪快さも含めて、実にこの人らしい。

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