ここまで学んだ「平均のウソ」「グラフのウソ」。
実はこれ、70年前の本にぜんぶ書いてあります。
1954年、アメリカのダレル・ハフというライターが、『統計でウソをつく法』という本を出しました。
統計の専門家ではなく、雑誌記者だった人です。
これが、統計の本としては異例の世界的ベストセラーになりました。
日本でも講談社ブルーバックスの定番として、いまも書店に並んでいます。
- 都合のいいサンプルだけに聞く
- 平均・中央値・最頻値のうち、都合のいい代表値を選ぶ
- 縦軸を切り取ったグラフで差を誇張する
- 絵グラフで面積のマジックを使う
- 関係のない数字を関係あるように並べる
……そうなんです。
前回・前々回でやった内容と、ほぼ同じ。
70年間、だます側の手口はほとんど進化していないんです。
これは朗報だと思っています。
手口が変わらないなら、対策も一度覚えれば一生使える。
第1部でやった「で、中央値は?」「縦軸はどこから?」という質問は、あなたが死ぬまで有効な武器です。