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穿 004

70年前から、手口は変わらない — ハフとナイチンゲール

第1部 数字は、こんなに嘘をつく

ここまで学んだ「平均のウソ」「グラフのウソ」。
実はこれ、70年前の本にぜんぶ書いてあります。

1954年、アメリカのダレル・ハフというライターが、『統計でウソをつく法』という本を出しました。
統計の専門家ではなく、雑誌記者だった人です。
これが、統計の本としては異例の世界的ベストセラーになりました。
日本でも講談社ブルーバックスの定番として、いまも書店に並んでいます。

  • 都合のいいサンプルだけに聞く
  • 平均・中央値・最頻値のうち、都合のいい代表値を選ぶ
  • 縦軸を切り取ったグラフで差を誇張する
  • 絵グラフで面積のマジックを使う
  • 関係のない数字を関係あるように並べる

……そうなんです。
前回・前々回でやった内容と、ほぼ同じ。
70年間、だます側の手口はほとんど進化していないんです。

これは朗報だと思っています。
手口が変わらないなら、対策も一度覚えれば一生使える。
第1部でやった「で、中央値は?」「縦軸はどこから?」という質問は、あなたが死ぬまで有効な武器です。

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